「板橋区住宅マスタープラン(計画期間平成18年度~22年度)」の報告をうけて、区民環境委員会で質疑がおこなわれました。
高齢化への対応、少子化の克服、耐震化・防災化、ワンルームマンションのラッシュへの対策、居住水準の向上、セーフティネットの整備…などなど、住宅にかかわる問題・課題はたくさん、たくさんあるというのに、この「マスタープラン」を読んでみても、解決への展望がわいてきません。
「マスタープラン」でも、解決すべき課題を列挙しているものの、その解決方向については「市場環境を整備する必要がある」というだけです。
わたしは、「どういう状態を『整備された市場環境』というのか?」と質問してみました。長い説明がありましたが、要するに「住みたい家に住めること」という答弁でした。それを実現するにはどうしたらいいか、を具体的に示すのが自治体の計画なのだと思うのですが、ムリなことなのでしょうか。「民間まかせ」の限界を感じました。