日本共産党板橋南後援会ニュース3・4月号の記事から紹介します。
根ノ上遺跡(板橋区小茂根1‐6‐2)
東京メトロ・小竹向原駅より徒歩7分、小茂根図書館の隣接地。このあたりは、昭和10年代から遺跡の存在が知られており、古い地名から根ノ上遺跡と呼ばれていました。昭和59年、この部分の開発に先立ち発掘調査が実施され、旧石器時代から太平洋戦争時までの遺構や遺物が発見されれた。とくに、いまから一七〇〇年前の弥生時代後期には、周囲に深い堀をめぐらして、ムラを営んでおり、その変遷の一部がわかるなど多くの成果が得られました。ムラの中には火災にあった家も存在し、その家の跡こは当時の炊事道具や食器などの一式が焼けのこっており、生活状況の一部がよくわかる大変良好な資料となりました。
調査終了後、板橋区は東京都の協力を得て、遺跡の一部を埋め戻して保存することにしました。地表には弥生時代の装束をまとった像が建っています。
根ノ上遺跡と発掘された弥生式土器は平成9年に板橋区の文化財に指定されました。
(向原・高山)
■根の上遺跡改修が実現へ■
傷みが目立っていた「根の上遺跡」ですが、板橋区の新年度予算に改修費用が盛り込まれました。松崎区議は区議会で遺跡の改修を要求してきました。