基準値を超える六価クロムが検出された見次公園の湧水。区は「公園利用者に湧水のなかに入らないように掲示をおこなった」というので、実際に見にいったら、あったのはこの看板。
「水の中に入らないで下さい」とあるだけで、「六価クロム」の「ろ」の字もない。これでは何の危険があるのかもわからない。柵もないから、子どもも自由に入れてしまう。
公園課に「六価クロムのことを明記すべき」と申し入れたら、「汚染された湧水は地下水で薄めているので、現在は基準値を下回っている。看板は念のために出したが、いたずらに不安をひろげることにもなるので、六価クロムのことは書かなかった」との答え。私は「区が『安全だ』 というなら、そこまで説明した掲示にすべきだ」と再度、要請しました。
「不安をあおることになるから…」という言い訳はよく耳にするけれど、きちんと情報を開示して、区民に判断材料を提供するのも区政の大事な仕事だと思うのです。