先日の都市建設委員会で「区立東新保育園前道路における園児の安全確保をもとめる陳情」が審議されました。保育園の前の道路が狭いにもかかわらず、自動車の通行が多く、子どもの送迎に際にたいへん危険な状況だと感じている父母の皆さんが、安全対策を区が警察と協議をして具体化することを求めた陳情です。
父母のあいだの話し合いでは、道路にダンパー(わざと凸凹をつけて速度を落とさせるもの)をつける案や、カーブミラーをつける案など、さまざまアイデアが出されたといいます。
私が現地を見たり、車を運転してみて感じたことは、現行の制限速度30キロを20キロ程度に引き下げることや、朝夕の送迎時間には、居住者以外の車両の通行を制限することなどの必要性です。もちろん、これらを実行するには、地元住民や警察の了解が必要となります。
委員会では私は、「現場の状況が危険であるの明らかで、一刻も早い改善が求められる。そのための具体策は警察との協議が必要であり、協議を促進するためにも区議会として意思を表明すべし」と陳情の採択を主張しました。
しかし、自民・公明・民主は継続審査を主張し、結論を先送りにしてしまいました。継続審査とした理由は「議会に報告義務を持たせるため」(民主党)という理由にもならない屁理屈です。議会が議決するからこそ、その執行状況を報告する「義務」が生じるのです。
「子どもたちを交通事故から守れ」と当たり前の住民要望にすら、決断が出来ないいまの区議会の状況は残念でなりません。次回には必ず採択していただきたいと思います。
動画はこちらへ