板橋区立高島第3中学校の男性事務職員(47)が、生徒の修学旅行積立金など計2千数百万円を横領していたことが発覚。区教育委員会が警視庁高島平署に告発しました。
報道によると、事務職員は3月27日、横領の事実を学校幹部に申し出ました。この中学校に赴任した2002年ごろから、修学旅行積立金のほか教科書などの教材費を横領しており、「住宅ローン返済などに使った」と話しているといいます。
板橋区の教育委員会では昨年、庶務課の職員が詐欺と収賄の容疑で逮捕された事件があったばかり。この事件の背景には架空工事や不自然な分割工事発注などの不正な事務処理がおこなわれていたことが監査でも指摘されていました。
今回の横領事件も、こうしたズサンな事務が発覚をおくらせたと考えるのが自然でしょう。問題の根の深さを感じずにはいられません。