麻生新総理の所信表明演説。民主党への「逆質問」もあったりして、「対決姿勢」だとか、「麻生流」だとか、報道されているようだけど、私の印象では、民主党に大連立の申し入れをしているように聞こえた。民主党への「5つの質問」も、民主党にとってはそうハードルは高くない。5つの条件をクリアすれば、「いつでも大連立できますよ」とラブコールを送っているようだ。
それにしても政府側が野党に「逆質問」とは、あきれ果てる。これで「逃げない」姿勢をアピールしたいのかもしれないが、自らの所信を明らかにし、それに対する質問を受ける立場でありながら、質問者を「挑発」するなど、議会ルールのイロハもわきまえない素人のやること。無論、麻生総理は素人ではないので、確信犯なのだろう。
だとしたら、国会のルールも権威も貶めるものであり、その罪は決して軽くはない。ルール違反の反則技でしか、存在を示せない内閣は情けないかぎりだ。
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