きょう昼に放送されたテレビ朝日系「ワイドスクランブル」の反響はものすごかった。同番組での報道は「税金で海外視察 またも盗作疑惑発覚の報告の全容」と題されたものだったが、この「盗作疑惑」の当人こそ、坂本健・現板橋区長だったことの区民の憤りははげしい。
放送直後から、何本ものも電話が共産党区議団の控え室にもかかってきた。どれも「盗用するような人物に区長の資格はない」「なぜ非を認め謝罪しないのか」「この問題を共産党に追及してほしい」といった内容だった。
問い合わせてみると区役所の電話もひっきりなしに鳴り続けたようだ。
「盗用」だけでも許されないことだが、その後の区長の対応も、区民の怒りをよんでいる。「盗用」を「引用」といいくるめ、「混乱」の原因は「都議会事務局のミス」のせいだと責任転嫁し
、「区長のコメント」なる一枚の文書をファクスしたきり、いっさいの取材を拒否する区長の姿勢は、多くの区民の疑念と怒りを増幅させている。
なかでも「取材拒否」は、うしろめたいことがある人間がとる態度だ。疑問にしっかり答えるのは政治家として当然もつべき資質だろう。それをもちえないなら区長になる資格そのものがないことになる。
区長自身が、お役人や取り巻きの書いた文書を発表するのではなく、自分自身の言葉で真実を語ること以外に、この問題の解決方法はない。