下の文書は私が11月26日に坂本区長にあてた手紙の全文です。きょう、この手紙について総務部長から会談の申し入れがありました。何が不都合なのかはわかりませんが、書面での回答はしないとのことです。
また(質問1)(質問2)についても具体的解答はありませんでした。
(質問3)については、議会での部長答弁が具体的資料ではなく、区長の「記憶」だけにを根拠にしたものであることを認めました。
私は、「部長答弁では『資料から一部引用し、のこりは坂本区長がまとめた』と説明しているが、それでは『資料』と『報告書』が同一文面であることの説明にはなっていない」と指摘しました。
一時間ほど部長と会談しましたが、結局合理的な説明はなされませんでした。
きょうのところは「もう一度、区長に話してみる」ということになり、後日、あらためて報告をうけることになりました。
もう、こんなことを2ヶ月以上もやっています。報告書を「書いた」坂本区長自らが、正直に自分のやったことを話せば、1分で済むことなのですが、よほど説明しづらいことなのでしょう。
きのうのNHKテレビでは、坂本区長が区内大企業に雇用確保を要請に行ったニュースが華々しく報道されたばかりなのに、同じ区長が事実と異なること(←これを私はウソといいます)を言い続けている裏の姿を見せ付けられてしまいました。
区長への手紙
板橋区長・坂本 健 様
都議会議員時代の海外視察報告書についての質問
坂本区長におかれましては、たいへんお忙しいところとは存じますが、板橋区と区長ご自身の名誉にもかかわる以下の質問についてぜひお答えいただきたく、この手紙を送らせていただきます。どの質問も単純な事実確認ですので、すみやかに書面にてご回答くださいますようお願いいたします。
質問1) 10月31日の区議会決算調査特別委員会で、私、松崎いたるが示した「ニューヨーク市内視察資料」は、本物ですか? それとも偽造またはねつ造されたものですか?
質問2) 上記「ニューヨーク市内視察資料」について、青山公三先生は「自分が作った」と証言していますが、10月31日の総務部長答弁では「青山先生が書かれた部分はありますけれども、資料そのものは視察した都議団がまとめたものでございます」と説明しています。資料を主に作成したのは、青山先生なのですか? 自民・公明の都議団(視察団)なのですか?
質問3) 私、松崎いたるの10月31日の総括質問に対する部長答弁は、客観的な裏づけに基づいた発言なのですか? それとも坂本区長の記憶を根拠にした発言なのですか?
以上
2008年11月26日
区議会議員 松崎いたる
【追記 12月12日】
きょう、区長と顔をあわせて機会に声をかけてみた。区長からは「ずいぶん熱心ですね。都議会でやったらどうですか」と返事がかえってきた。不機嫌そうな顔色も見えた。いったいどんな背景があって、こんな他人事の返事になるのか?