秋田市での「自殺予防のとりくみ」を視察させていただいたとき、同市で市民向けに配布しているリーフレットをいただきました。
そのなかにつぎのような一節があります。
「『自殺』をほのめかした場合は、自殺の危険性が非常に高くなっています。自殺をする人の多くは、誰かに自殺したいと打ち明けています。その小さな『サイン』に気づいてください。」
板橋区では昨年3月、小学6年生が卒業式当日に自ら命を絶つという痛ましい出来事がありましたが、その死は防ぐことができなかったのか? ――その検証が十分ではないことを、秋田市のとりくみを学んで、つよく感じているところです。
自分自身の反省もこめて、彼の死と生きてきた証を風化させないとりくみを板橋区で起こしていきたいと思います。