マンション開発の大手(株)プロパストが法人事業税約13億円を滞納し、販売用不動産20物件を東京都に差し押さえられた。
これを受けて同社の株価は急落。前日比700円安のストップ安となった。
同社は358億円の債務超過状態で、税の滞納も総額で34億円以上だという。
板橋区にとってたいへんなのは、差し押さえらた土地のなかに、上板橋駅南口再開発計画の事業用地5,200㎡も含まれていること。
この土地の一部をプロパストに提供してもらい区は駐輪場や子どもの遊び場を設置・運営している。
また、この土地の全区画を買収する計画もあったようだが、今回の差し押さえによって、中断されることになった。
もともと再開発計画自体も、権利者の同意が必要数に届かず暗礁に乗り上げた状態。こんな計画に税金投入するなんてとんでもないことなのだが、計画の中軸となるプロパストが傾いたことで、ますます破綻が見えてきた。