東京土建板橋支部と板橋民主商工会が共催した「
板橋区小規模事業者登録制度説明会」に参加させてもらいました。私もこの制度の活用を区議会で何度も訴えてきました。説明会には60人以上の業者さんたちが、区の担当職員から制度の内容や申請書類の書き方について説明を受けたあと、実際に申請書を書き、区役所で登録を済ませました。
説明会での質疑では、「実際に仕事を受注できるのか」などの質問が出されました。担当職員は「登録制度は受注を保障するものではないが、区が発注する30万円以下の仕事は年3万件程度あるので、区内業者に仕事がまわることを期待している」と答えていました。また、ある塗装業者の方が「塗装工事の場合、足場組み等とびの仕事も付随するが、塗装ととびに分割して発注できないのか」との質問には「一件の工事につき一回の契約になるので、分割発注はできない。足場を組むために30万円を超える工事の場合は、従来どおりの競争入札になる」との回答でした。
始まったばかりのこの制度が軌道にのるかどうかは、まだまだ見極める必要がありますが、こうした説明会を通じて、区と業者とが意見交流をはかり、よりよい制度にしていってほしいと思いました。