閉会中審査について
4月19日 陳情3件(継続審査分)
●けやき苑の増設を求める陳情
「採択すべき」は共産党のみ。自民、公明、みんな党、減税日本が「継続」。
「特段の変化」として、けやき苑の空き家にたいする応募状況が報告され、単身は10戸の募集に対し、応募が213人あり、倍率は21.3倍であった。
質疑をしたのは共産党のみであった。①区が管理する区営住宅での「孤立死」防止対策。②高齢者が入居を拒まれる原因の解明などについて質した。
意見開陳において、「依然として高齢者の住宅の対する要求はつよく、さまざまな支援策を講じるとともに、民間との協力事業であるけやき苑も選択肢から外すべきでない」と陳情採択を主張した。
●常盤台の景観保護
「採択すべき」は共産党のみ。自民、公明、みんな党、減税日本が「継続」。
「特段の変化」はなく、質疑をしたのは共産党のみであった。
松崎は、前日に東京都が新たな災害想定を発表したことに関連して、①常盤台の町並みの防災力、②常盤台の住民組織の防災力、についての区の認識を質し、「区内でも安全な地域にはいる」との答弁を得た。
意見開陳において「防災力の向上の観点からも、安全な町並みを保全し、地域住民と行政との協力関係を保持することは需要であり、本陳情はこの目的に沿うものであり、採択すべき」と述べた。
●ペットの公園連れ込み
自民が「不採択」。公明、共産、みんな、減税は「継続」で、継続審査となっている。
公明の質問によって「ワンちゃんパスポート」の登録がすすんでいないこと、死んだ犬が登録から外されいないことが明らかになった。
松崎(共産)は、「みどりと公園課がわんちゃんパスポート事業に責任が持てるのか」と確認したが、公園課長は「本来なら衛生課に属する問題」と答弁した。
意見開陳で松崎は「本陳情は、ペットとの共生という大きな枠組みのなかで考えるべき問題であることが審議の過程であきらかになった。公園課だけで結論は出せない」と継続を主張した。
4月20日 報告事項3件
●止水板設置工事助成の要綱について
工事費の二分の一、50万円を上限に助成。5月14日から受け付け開始。
実際の工事費は例に挙げらた三園福祉園の場合、約200万円とのことで、一般の住宅の場合は100万円程度になることも予測できる。
予算は5件分しかないが、5件を超える希望があった場合は「財政当局に働きかけ、不公平のないようにしたい」と工事課長が答弁。積極的に申請をすすめるべき事業といえる。
●浮間水再生センターの上部につくるスポーツ公園
資料要求によって、板橋区2億円、北区11億円という費用分担が明らかになった。
フットサル場は板橋区、テニス場は北区が管理する。更衣室・トイレなどの付帯施設も北区が管理する。
利用者が申し込む際は、それぞれの区役所に行かなければならない。
松崎(共産)は「管理方法や利用申し込みの窓口が、行政の都合だけで決められ、利用者の立場になっていない。板橋区と北区が共同して、公園を一体のものとして管理できる新たな形態を検討すべき」ことを要求した。
●東板橋公園のラジウムについて
汚染土壌そのものは「アイソトープ協会」に委託して、管理保管。(区の報告文書では「廃棄」と記載されていたので、誤りを指摘し改善させた)
線量の低い残土は公園敷地内の南部公園事務所地下に埋設した。