東武鉄道が、3月26日(木)から、東武東上線・上板橋駅南口のエレベーターの使用開始すると通告してきました。
長年にわたる住民要望がついに実現しました。
このエレベーターは、当初、区や東武鉄道が「南口再開発と一体で」などと主張してきたため、なかなか進展がありませんでした。
日本共産党板橋区議団は一貫して「エレベーターの早期実現」を住民とともに訴えつづけてきました。
私も機会あるごとに、実現を求めてきました。
私がはじめてこの問題を取り上げたのは2003年6月13日の区議会本会議。以下のように質問しています。
「次に、東武東上線についてです。
既に東武鉄道が中板橋駅のバリアフリーについて、2010年までには実施するという答弁が返ってはきていますが、緒方靖夫参議院議員と一緒に国土交通省、東武鉄道と話し合ったとき『区が基本計画を立てて、区がイニシアチブを発揮して進めるもの』という答えを繰り返しておりました。
国土交通省と東武鉄道が言わんとしていたその内容は、「交通バリアフリー法に基づいた基本方針」を指し、それはまさしく再開発事業などの事業計画とあわせて駅などのバリアフリーを図りなさいというものです。これでは、再開発計画などできない駅については、最後まで落ちこぼれてしまう危険があります。
そこで、区として、再開発計画ではなく、一日も早く最優先で中板橋駅のバリアフリーを東武鉄道が率先して努力をし、実施することを改めて強く求めていただきたいのですが、いかがでしょうか。
また、地域の協議会など、中板橋駅のバリアフリー化早期実現のために、区と東武鉄道と地域での話し合う場の設置を具体的に持てないでしょうか。
あわせて、上板橋駅南口についても、バリアフリー化を東武鉄道に強く求めていただきたいのですが、いかがでしょうか」
具体的に問題を指摘し、提案してつもりでしたが、この時の区長答弁は「上板橋駅南口のバリアフリーについて強く要請をしてまいりたいと思っております」という簡単なものでした。
あれから12年、やっと実現。感慨無量です。遅すぎたことを反省しています。