最近いろいろ腹のたつニュースが多いのですが、ホテルチェーンの「東横イン」の不法改築(偽装)事件もとんでもない話です。条例で定められた障害者用スペースをとっぱらい、建築基準法も無視して容積率オーバーの客室や倉庫をつくる…。社長は「(障害者のお客さんは)年に一度か二度なので、使わないものはまぁいいかと思った」と話していますが、この開き直りがまた腹が立つ。障害者のホテル利用が少ないのは、まだまだ外出や旅行の際のバリアがたくさんあるからです。そのバリアを取り除くために条例をつくっているのに、ホテル事業者が「使わないから」という態度では、いつまでたっても障害者が安心して旅行できる環境にはなりません。「障害者の方も安心してご利用いただけます」と積極的にアピールするのが、企業としての社会的責務だと思うのです。