板橋区のものづくり産業支援に欠かせない都立産業技術研究センターの存続を求めました。
現在地での存続をあきらめずに、強く東京都に求めてほしい
松崎 産業活性化に関連してうかがいます。
東京都立産業技術研究センター西が丘庁舎が江東区青海に移転する構想が東京都産業労働局によって示されました。この構想が実施されれば、板橋区、北区という城北地区のなかに東京都のものづくり産業の支援施設が皆無の状況となってしまいます。
城北地区は、都内有数の産業集積地域であり、東京都全体の経済発展を支えてきた歴史を持つ地域です。産技研はこうした地域のなかにあるからこそ、中小企業の身近な相談相手、頼りになるパートナーとしての役割を発揮することができました。この城北地域から産業支援施設を失うことは、板橋区のみならず東京都全体の産業力の低下をもたらすことにもなりかねません。
だからこそ、そうした危機感のもと、これまで板橋区は、板橋産業連合会の会長や、東京商工会議所板橋支部の会長など、地元関係団体とともに、いまの場所に産業支援拠点を存続させることを求めて東京都知事に対して要望を重ねてきました。
現在、板橋区は関係団体と一丸となって、KICCプロジェクトなど地域の特質をいかした地域産業の活性化に取り組んでいます。板橋区はもちろんのこと、東京都全体の産業の発展のためにも、城北地区への東京都による産業支援の充実、なかでも産業技術支援の拠点施設は欠くことできないものです。
区長、 東京都立産業技術研究センターの現在地での存続をあきらめずに、強く東京都に求めていただきたいが、いかがでしょうか。積極的な答弁をお願いします。
移転は大きな損失。別な形での要望を続ける
区長 産業技術研究所間題でありますけれども、東京都立の産業技術研究センターの移転問題については今までも東京都に要望を行ってまいりました。私も東京都に参りまして要望をしたところでありますけれども、返ってきた答えはかなり冷たい回答でありまして、ぜひ埋立地の江東区の青海に引っ越したいというようなことでお答えをいただきました。しかし、今もお話がございましたように、これがなくなりますと北区にとりましても板橋区にとりましても大変大きな損失でありますので、今後も引き続き別な形の要望を重ねていきたいというふうに思います。