奈良県の民家が全焼し、一家3人が死亡した20日の火事は、やはり事件でした。行方不明になっていた高校1年生(16歳)の長男は22日、京都市内で身柄を確保され、奈良県警が殺人と放火の疑いで緊急逮捕したといいます。
放火の方法について当初一部の報道では、長男は「タイマーのついた時限発火装置のようなものを使った」と話しているというので、どこかで聞いたような話だと思いました。思い出してみると、
ぴったり1年前の6月20日に板橋区で同じような事件がありました。こちらも15歳の少年が両親を殺害後、自宅に時限発火装置を仕掛けています。逮捕されたのは2日後の6月22日でした。
日付、年齢、犯行方法、犯行後の行動など、あまりに共通点が多く不気味な感じがします。
最近、子どもが親を殺したり、逆に親が子どもを殺す事件が相次いでおきているような気がします。親子といえども互いに不満をいだき、ときにぶつかり合うことは当然のことだと思いますが、「暴力」でしか解決できないと考えてしまうことに悲しさを感じます。