ことしの流行語大賞は「イナバウアー」「品格」に決まったとか。この大賞はマイナスイメージの言葉はあまり選ばれないようだけど、ウラ大賞があるとしたら、「偽装」という言葉が選ばれるのではないかと、勝手に想像しています。
昨年発覚した「耐震偽装」は今年も多くの問題を残したままです。障害者用の施設を違法に改造した「偽装ホテル」も問題になりました。ボルトで固定しなければならないはずのプールの排水口の柵が針金で留められていただけだったというのも一種の偽装です。秋田の連続児童殺害事件では、犯人の偽装工作にテレビなどマスコミも振り回されました。ライブドアの粉飾決算も偽装なら、それを追求するはずだった民主党議員の「偽メール」という偽装証拠で国会を混乱させました。自民党小泉政権は教育基本法改定にかかわるタウンミーティングでの「やらせ質問」により世論偽装をたくらみました。目黒区の公明党は領収書を偽装して政務調査費という税金をだまし取り、バレたとたんに辞職しました。
もう「偽装」はあきあき、「ほんもの」がほしいものです。
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