石原都知事の余人をもって代えがたい「親ばか」ぶりがまたしても明らかになった。
2004年1月に石原慎太郎東京都知事が出張先のスイス・ダボスで主催したレセプションに絡み、東京都の委託事業費から画家である石原知事の四男に対し渡航費と舞台装飾費の計約175万円が支出されていたという。
石原知事は「その支出に違法性があるなら反省もしますし、是正もしますけど、違法性があるんですか? ことわっておくけど、うちの息子は立派な絵描きですよ」と苛立ちもあらわに弁明しているが、親が「立派」といわなきゃ通用しないなんて、この息子も、ちょっとかわいそうかも…。
「違法性があるのか」という反論も、《法律さえ破らなければ、何をやってもいい》と、この人が考えている証拠。こうした人物が都知事という座につけば、その権限をつかって、自分の息子のためのプロモーションをすることは「当然」なのかも知れない。だが、それが都民の怒りを呼ぶことも当然だろう。
「かわいい子には旅をさせろ」というけれど、その旅費が税金では都民はたまったものではない。
石原知事四男 スイスに公費出張 共産党都議団指摘 正規手続き経ず
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