板橋区の来年度予算案に新規事業として「観光ガイドマップ=ものづくりガイド」の作成費が計上されました。
報道発表資料につぎのように紹介されています。
ものづくりガイド
板橋区には区内外に誇れる技術をもつ工業地域や活気のある商店街を有している。また、自然が残る地域が多く、23区内ではめずらしく生産緑地が保全されている。これらの産業はこれまで、一般区民や区外の人々に積極的なPRを行ってこなかった。そこで板橋の産業の歴史遺産、現在の様子を観光という視点でとらえ直して紹介する。それにより板橋の魅力を区外に発信し、また区民には愛着のある板橋として誇りを持ってもらえるようなガイドマップを作成する。
(1)工場見学や製品展示見学などができる企業の紹介
(2)板橋が内外に誇れる商品や企業の観光の視点からの紹介
(3)火薬工場などの歴史的遺構など
(4)体験できる農園や地産の地場野菜、生産者の紹介
(5)伝統工芸工房の紹介
私は
2006年2月15日の区民環境委員会で「工場見学を観光コースに」に提案していました。今回の事業が、この提案どおりなので、少しビックリしています。
委員会での私の発言(要旨)はつぎのようなものでした。
観光メニューの開発というのは大事な問題だと思います。板橋区の特徴って何だろうかと思ったときに、やはり1つには、産業、ものづくりということが大きな区の特徴だと思うんです。だから、私は、このものづくりそのものを観光資源、観光メニューに取り入れてもいいんじゃないかなという思いがあるんです。
今、板橋区には、いろんな企業あります。エスビー、タニタ、トプコン…など、だれもが知っているような企業が板橋区に結構あるわけですけど、そういった企業を中心にですね、工場見学、あるいは施設見学をやっていただいている企業と、板橋区の観光のコースと組み合わせれば、新しい観光になるんじゃないかというふうに思うんです。
(中略)そういったところを区の方から積極的に工場見学、開放してくださいということをお願いをして、それを観光の一つの目玉にしていったらいいんじゃないかというふうなことを思うんですけど、いかがでしょうか。
私、今現在、工場見学をやっているところを区が調べて、それをリストアップしてつくるだけでね、それは立派な観光パンフレットになると思うし、お金もかからないし、区と企業との関係の上でも決して悪いことじゃないと思うので、ぜひ、検討していただければと思います。
(2006・2・15 区民環境委員会)