「国民皆保険を守り、お年寄りがふえたので、ちょっとこれ例えが悪いかもしれないんですけれども、車、新車買いますよね。新車買うと3年間は車検要らなくて、3年目から車検が来まして、5年目になると車検。で、7年。で、10年たつと毎年来るというような車検、車検、車検みたいな形になるんですけれども、そのように人間もそう疲れてくるといったら失礼なんですけれども、結局やはり、うちのおふくろなんかは、歯も全然、虫歯も一本もなくて、病院には全然行ったこともないというような人もいるんでしょうけれども、中にいっぱい高齢者が病院に行く。それで、そういう人たちはそういう人たちで払っていただこうというような、ちょっと認識を持っているんですけれども、その辺、そういう認識でいいんですかね、それ。」
これは2007年11月7日の板橋区議会健康福祉委員会での、ある公明党議員の発言。「後期高齢者医療制度」とはなぜ必要か、という自分自身の認識を述べた発言です。3月3日に予算特別委員会の総括質問をおこなうのですが、その準備のために過去の議事録を読んでいて発見しました。
人間を車にたとえる感覚…おそろしいと思います。いくら「例えが悪いが」などと前置きしたとしても許せません。車は古くなれば買い換ええれば済みますが、人間の命はかけがえのないものです。人間をモノあつかいしなければ説明できないような「後期高齢者医療制度」など、止めてしまえ!とあらためて怒りがわきました。