学校橋(東山町6、大谷口北町53)
石神井川にかかる橋は名前やデザインがおもしろいものがたくさんあります。
学校橋もその一つ。
板橋区の公式ホームページにも「観光スポット」として紹介されています。
橋の名の「学校」とは上板橋小学校です。
1876(明治9)年、区内3番目の公立小学校として開校した同校は、明治15年に長命寺隣のいまの場所に移転しました。
当時は寺との境に塀もなく、子どもたちは寺の門をくぐって登校していたので「長命寺学校」とも呼ばれていました。
通学で川を渡らなければならない大谷口地域の子どもたちのために、住民らが手作業で架けたのが橋のはじまりだといわれています。
名もない橋でしたが、住民たちは自然に「学校橋」と呼ぶようになりました。
現在の橋が完成したのは1978(昭和53)年。
学校にちなみ、欄干にはえんぴつ、本やノート、定規、コンパスがあしらわれています。
街灯もえんぴつの形をしてます。
ことし、塗装の塗替え工事がおこなわれ、真新しい姿によみがえりました。